ワイナリー訪問記 <ボルドー(2)>

2018年8月、ワイン好きなら誰もがあこがれるフランス ボルドーのワイナリーを訪れました。午前中はサンテミリオンのワイナリー、午後はメドック地方を回りました。この記事は午後の部のレポートです。午前中のサンテミリオンのレポートはこちらです。

メドックワイン街道

メドックと言えば、ボルドーワインのグラン・クリュ(grand cru)(最上級ワイン)を生み出すワイン農家の集中する地域ですが、この街道、別名シャトー街道とも言われています。

シャトー街道は、ジロンドの河口からポアント・ド・グラーブまで、ジロンド川の左岸に沿って進みます。南北60㎞のこのルートには、主に赤ワインの産地が集まり、なかには世界中で知られたシャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、ムートン・ロートシルドといった夢のグランクリュが含まれます。
メドックワイン街道

メドックワイン街道

街道を走ってゆくと、、、午後に訪問する2軒目のワイナリーに到着しました。

プリュレ・リシーヌ(Château Prieuré Lichine)
プリュレ・リシーヌ(Château Prieuré Lichine)は、マルゴー(カントナック村)に位置するメドック4級に格付けされているシャトーです。プリュレはフランス語で“小修道院”という意味で、もともとはたった4haの土地で修道院のミサ用に細々と作られていたワインが評判となり、市場に出回り人気を博すようになった、そんなエピソードが残されているそうです。ブドウ畑の大部分は小石が多く堆積する砂利質の土壌のところにあり、今では77.5haとなっています。
中庭

中庭

タンク

タンク

タンクの中

タンクの中から上を見上げるの図

8月に訪れたので、タンクの中は空っぽ。きれいに清掃されて収穫を待っていました。

樽

樽貯蔵室

樽

熟成の進んだ樽貯蔵室

プライベートカーブ

醸造所内にあるプライベートカーブ。シャトーで行うディナーパーティなどの際に出されるそうです

ビンテージワイン

1966年のワインがありました

試飲

試飲させていただいたワイン

ここからは有名シャトー巡りです。

シャトーマルゴー(Château Margaux)
シャトー・マルゴー(Château Margaux)は、著名なボルドーワインのシャトーの名称、および同シャトーの生産するワインの銘柄の名称である。「ワインの女王」と呼ばれるボルドーワインの中でも、シャトー・マルゴーはしばしば「最も女性的なワイン」とも形容される。メドック地区の4つの第1級格付け銘柄の1つであり、10年から数十年の熟成に耐え、良質なヴィンテージのものは高値で取り引きされる。シャトー・マルゴーの年間の生産量は約35万本である。(Wikipediaより引用)
シャトー・マルゴー

シャトー・マルゴー

シャトー・マルゴー

本当のお城のようです

シャトー・ラトゥール(Château Latour)
シャトー・ラトゥール(Château Latour)は、フランスにあるワインのシャトー。1855年のボルドーワインの格付けでは第一級を獲得している。ラトゥールは、ボルドーの北西、メドックのポーイヤック南東端に位置する。その境界はサン・ジュリアンに接し、ジロンド川の河口岸から数百メートルの位置にある。
農園では、全部で3種類の赤ワインを生産している。グラン・クリュに加えて、ラトゥールは2番手のワインとして「レ・フォール・ド・ラトゥール」(Les Forts de Latour)を1966年から、3番手としてシンプルな名の「ポーイヤック」(Pauillac)を1990年から毎年生産している。(Wikipediaより引用)
シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥール

シャトー・ピション・ラランド(Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande)
ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(ピション・ラランド)は、メドック格付け第1級と格付け2級の間に位置する。格付け1級シャトーに肩を並べる「スーパーセカンド」として、長年ボルドーファンに愛され続ける人気銘柄のひとつ。
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド

シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド

街道を挟んでピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドと並んでピション・ロングヴィル・バロンがありました。

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン(Château Pichon-Longueville Baron)
1855年に第二級に格付けされたシャトー。
ロングヴィル・バロンはその複雑緻密、かつ力強い酒質によってスーパーセカンドの一翼を成していて、今後さらなる飛躍に期待が持てるシャトーである。
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン

シャトー ピション‐ロングヴィル バロン

シャトー ピション‐ロングヴィル バロン
ここもお城のようです

シャトー・ラグランジュ
1855年に3級に格付けされた名門シャトー。古くからその品質の高さが認められていたが、1929年の大恐慌と戦争でシャトーが荒廃し、長い間低迷してしまった。1983年、日本のサントリーがシャトーを購入。欧米以外の企業に買収許可が下りたのは初めてのことだった。サントリーは畑から醸造設備、城館に至るまで、徹底的な改良を進め、ワインの品質は急激に改善され、近年は過去の名声を上回るほどの高評価を得るまでになってきている。現在は、マテュー・ボルド(Matthieu Bordes)氏と椎名敬一氏の新しい体制で、引き続き素晴らしいワイン造りが行われている。
シャトー・ラグランジュ

シャトー・ラグランジュ

美しいシャトーです。中に入りたかった…

実はたびたびじろうは、2017年にマイワインクラブ主催のワインと食事を楽しむ会に参加した際に、ラグランジュのGeneral Managerであるマテュー・ボルド氏にお会いしていて、今度ボルドーに行くと話したら、案内するから来るときは連絡して、と名刺まで頂いていました。でも今回プライベートツアーではなかったので、連絡しなかったんですよ。こんな近くに来ると知っていたら、ボルドーのツアー会社に頼んでおけばよかったなぁ、と後悔。

ボルドーはワイナリー以外にもワイン博物館のシテ デュ ヴァン(La Cité du Vin)やザ ウォーターミラー、ガロンヌ川沿いの景色など見所がたくさんあります。可能ならばまた訪れたい…と思うたびたびじろうでした。

今日購入したワインです

今日購入したワインです

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コメント

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