2019年ゴールデンウィークの4月29日、JALの特典航空券でイタリアを訪れたたびたびじろうは、フィレンツェからモンタルチーノのワイナリーを訪れました。モンタルチーノは世界的に有名なブルネッロ・ディ・モンタルチーノの産地です。
旅行費用
フィレンツェ発、某ツアーに申し込みました。
295€ｘ２名 + 手数料 + チップ ≒ 約8万円
プライベートツアーの内容
- 9:00 フィレンツェ市内ホテルをピックアップ
- ガイドとモンタルチーノのワイナリー、コルドルチャへ (約2時間)
- 11:00-12:30 ワイナリー見学・試飲
- 13:00-14:30 昼食
- 15:00-16:00 モンタルチーノ散策
- 18:00 フィレンツェ市内ホテル到着
モンタルチーノ（Montalcino）
地図で場所を見てみましょう。
コル・ドルチャ（Col d’Orcia）に到着。『神の雫』に登場するワイナリーです！
こちらを訪問するにあたり、私は事前に『神の雫』の全巻を揃えて、ワインの予備知識を頭に入れて備えました。
コル・ドルチャ（Col d’Orcia）
広大な庭
自然を大切にしているだけあって、庭にはたくさんの植物、木、花が植わっていて美しいです。
庭を横切ると、大きな蔵にたどりつきます。
案内をしてくれたオーナーの息子さんとガイドさん
葡萄を圧搾する機械
ステンレス製のタンク
収穫した葡萄をこのステンレス製のタンクで一次発酵させます。
掃除するために作られた入口と蓋
大きな樽です
一次発酵させたワインをステンレス製タンクから樽に移して熟成させるそうです。
樽についているタグ
今回プライベートツアーということで、オーナーの息子さんが直々に案内してくださったのですが、さらにさらに！
特別に熟成中のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを飲ませていただきました。ラッキー！！！
熟成中のワイン
香りもあり、それなりに美味しかったのですが、あと2年半ぐらいは熟成させるそうです。
ひととおり見学したら、いよいよ試飲です。
左から、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ナスタージョ、ネアルコ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、2種類試飲でき、単一畑のキュヴェ「ナスタージョ」も試飲することができました。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの比較ができるとは、なんと贅沢。
ちなみにネアルコはイタリアでは珍しいカベルネとメルローとシラーのブレンドだそうです。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを味わっています
たびたびじろうは奮発して、右側の3本をお買い上げで～す♪
値段表も載せておきます。
コル・ドルチャは有機栽培、自然農法にこだわっているそうで、ワインだけでなく、無農薬小麦粉から作ったパスタや純粋なハチミツ、オリーブオイルなども自家製で作っていて販売していました。
たびたびじろうは、パスタとハチミツを購入。（あとから、もっと買えばよかったと後悔しました）
パスタ
ハチミツ
ランチはチンザノ伯爵も通う地元でも評判のレストランへ。
モンタルチーノのパノラマが広がる丘の上にあるレストランです。
トラットリア・イル・レッチョ（TRATTORIA IL LECCIO）
前菜の盛り合わせ
（クロスティーニ、フリット、スフレなど）
盛り付けも色とりどりで美しく、とても美味しかったです。１プレートでいろいろな種類の前菜を楽しめました！
ピチパスタ（レストランが手打ちしている歯ごたえのあるパスタ）
ちょっと讃岐うどんにも似てるかも。。。
ランチはツアー料金に含まれていて、グラスワイン、ミネラルウォーター、コーヒー付でした。buono（ブオーノ）！
食後はモンタルチーノの街を散策します。
午前中は小雨交じりのお天気でしたが、午後からちょうど晴れてきました。
モンタルチーノの葡萄畑が広がります。
巨大要塞
1381年建造の巨大要塞があり、中は市立エノテカになっています。この中に入ると、地元生産者のワインを購入したりテイスティングができます。要塞の上部へ入るチケットも売っていました。
時計台
街の中心部にある小さな広場の壁に、たくさんタイルが埋め込んであります。これは生産者協会が画家や芸術家に依頼して、その年のブドウの収穫状況を5つ星で表しているそうです。
なんと、日本人の作品が！
『神の雫』の原作者（亜樹直氏）、作画（オキモト・シュウ先生）による作品だそうです。
2009年。4つ星なんですね。
教会
この街はほとんど石畳の坂道で、車がやっと一台通れるぐらいの狭い道の両側には薬局、雑貨店、肉屋、お菓子屋、パン屋、トラットリアなどが並んでいます。
素晴らしいワインと景色を堪能できました。