ワイナリー訪問記 <ボルドー(1)>

2018年8月、ワイン好きなら誰もがあこがれるフランス ボルドーのワイナリーを訪れました。

ボルドーはパリから日帰りで行くことは不可能です。たびたびじろうは、スペインとフランスの国境にあるバスク地方を訪れたあとにフランスのビアリッツという鉄道駅からボルドーサンジャン駅に向かいました。鉄道の場合、スペインのマドリードやバルセロナからボルドー駅へ行くルートとパリからボルドー駅に行くルートがあります。

空路ではパリやヨーロッパの主要空港からボルドー空港への便がいくつか出ています。いずれにしてもワイナリー訪問には丸一日必要なので、最低でもボルドーに1泊2日するとよいと思います。

旅行費用

ボルドー発、Vertraのツアーに申し込みました。

【サンテミリオンとメドック街道】8時間
日本人のガイド兼ドライバー
€190 x2名 ≒ 5.4万円
代金に含まれるもの:車代、見学先の入場料、シャトー2箇所の試飲料 ※昼食代は含まれません。
ツアーの内容
  • 9:00 カンコンス広場に集合
  • 10:00 サンテミリオン地区シャトー(見学・試飲1時間)
  • 11:00 サンテミリオン村にて散策(約1時間45分)
  • (メドックワイン街道)
  • 14:00 メドック地区シャトー(見学・試飲1時間)
  • シャトーマルゴー / シャトーラトゥール(写真ストップのみ)
  • 17:00 カンコンス広場着・解散
  • シャトーは以下リストより、予約状況に応じて手配
    ・Saint Emilion :ボーセジュールベコ/クルフルテ/フランメーヌ/フォンロック他
    ・Médoc:ピションロングヴィル/レオヴィルポワフェレ/ラトゥールカルネ/ラグランジュ

サンテミリオン(Saint-Émilion)

フランスの南西部に位置する町で、ボルドーワインで有名なボルドー近郊のワイン産地のひとつです。景観が美しく「サン=テミリオン地域」の名でユネスコの世界遺産に登録されています。

シャトー・オーゾンヌ(Château Ausone)
サン・テミリオン村の石灰岩の丘の斜面の有利な場所に位置するシャトー・オーゾンヌは、サン・テミリオンの中で、たった4つのシャトーにのみ許された最高の栄冠、「サン・テミリオン・プリミエ・グラン・クリュ・クラッセA」(第1特別級A)を獲得し別格扱いのシャトーです。

残念ながら中には入れませんでした(^^;

シャトーオーゾンヌ

Chateau Ausone

葡萄畑とシャトー

葡萄畑とシャトー

葡萄の木

実もたわわの葡萄の木。この葡萄から最高のワインができるんですね。

マカロンショップ

つづいて、マカロンのお店(Le macaron de Saint-Emilion)。1620年からずっと同じ作り方を守り続けているそうです。もちろんすべて手作り。

日本でも定番になっているマカロンですが、その発祥はサンテミリオンと言われています。私たちの想像するマカロンとは違い、中にクリームやチョコが挟まっていない外側がカリっとしていて中は柔らかい小さなお菓子です。
マカロンのお店

LES VERITABLES MACARONS DE SAINT EMILION

お店の奥の作業場で作っているところを見せてくれて、試食もさせていただきました。素朴で混ざりもののないクッキーは、本当に美味しいです。おやつに少し買いました。

マカロンのお店

シャトー・ラニオット (Chateau Laniote

1つ目のワイナリー シャトー・ラニオットに到着。

シャトー・ラニオットは、1816年に創業し、代々引き継いでいる家族経営のワイナリー。ワインのラベルに使われているシャペル礼拝堂は、サンテミリオン村の守護聖人、聖エミリオンが隠遁していた13世紀の建物で、シャトー・ラニオットが所有するそうです。
エチケット

Chateau Laniote GrandCru Classe 1980

樽

新品の樽

木箱

ワイン

オーナーのラニオット氏は、陽気でとてもフレンドリー。見学の最後にマジックを見せてくれたり、写真を撮ってくれたりしました。

オーナー

オーナーのラニオット氏

サンテミリオンの村

このあとサンテミリオンの村を散策。とても美しいところです。

街のシンボル モノリス教会
モノリスとは一枚岩のことで、一枚岩での建築では他に類を見ない珍しいものだそうです。真上にある鐘楼は12〜15世紀にかけて建造されたそう。

モリノス協会

L’eglise Monolithe

参事会教会 (Eglise collégiale et son cloître)

教会の中庭

教会の中庭

石畳

石畳が続く道

坂道

坂道が多いです

高台

高台から

シャトー・ラ・クロット

Chateau la Clotte

歩いていて、シャトームートンのプライスリストのプレートを見つけました。

値段表

シャトームートンのPrice List

えーと 2011年が640€なので約8万円、2010年は当たり年なので1100€、約13万円、一番高い1945年は15950€で、なんと191万円!!になります。(1ユーロ120円換算)

美しい街並み

美しい街並み

モノリス教会のすぐ目の前のマルシェ広場。周囲にあるレストランやカフェがここにテーブルや椅子を設置して外で食事が取れるようにしています。

カフェ

レストラン

ランチタイム♪

ガイドさんに手軽でお勧めのお店(Les Delices du Roy )を紹介していただきました。

街並み

レストランはこの先です


Les Delices du Roy (トリップアドバイザー提供)

Les Delices du Roy

店内

Les Delices du Roy

ワインが美しく並べられています

生ガキ

生ガキ

生ハム盛り合わせ

生ハム盛り合わせ

シーフードプレート

海老と鮭のシーフードプレート

とても美味しかったです。

午後からはボルドー メドック地区シャトーを訪問します。


<ボルドー(2)>につづく